Tekapo canal(テカポ運河)
車でおきらくサイトフィッシング Tekapo-Pukaki運河
テカポ運河の巨大ブラウン


   


車でおきらくサイトフィッシング Tekapo-Pukaki運河

クラストチャーチから車で1時間半ほどのテカポ湖は、
エメラルドグリーンの美しい色をしている。
湖畔にたたずむ羊飼いの教会が、湖をバックに絵のような風景を作り出し、
観光客の足を止める。
その湖を通り抜けると、乾燥したタソックの大地に突然巨大な運河が現れる。
発電用に作られた運河は、テカポ湖からプカキ湖へと流れ込む。
テカポ湖の水がすばらしい色なだけにその運河も、エメラルド色で流れている。
晴れた日なら、氷河を抱いたマウントクックが彼方にそびえ立ち、
それに連なる高い山々が運河の背景を飾る。
この世のものではないほどに美しいロケーションがそこには広がっている。

運河は人工的に作られたため、川幅は40mほど、水深はとにかく深そう。
だらだらと直線的に、たまになんとなく蛇行して流れている。
面白いのがこの運河のバンク(川岸)で、
魅力的なバンクが運河の両サイドに永遠と伸びている。
バンクは急なかけあがりになっていて、水面近くには水草が茂り、
一気にエメラルドグリーンへと深くなっている。
魚を見つけられるのもそのバンク際で、
岸から2m、水深1m以内をのんびりと泳ぐブラウントラウトを見つけることができる。

ここまででも十分自然の川にはない面白さがこの運河にはある。
さらに面白いのが、人工的に作られた運河には両岸をきれいに舗装された道が伸びていて、
車に乗りながら、魚を探し、サイトフィシングが楽しめる。

一人はハンドルを握り、時速20kmをキープし、岸近くを走る。
一人は偏光メガネをかけて、川の中をにらむ。
魚を見つけたら、魚の前に車を止め、フライロッドを構えて、
魚が自分のほうへ向かってくるのをしばし待つ。
魚が射程距離に来たところで、フライを投げ込み、カポッと仕留める。
釣ったら交代、ミスっても交代という感じで2人以上で楽しめる。
これがニュージーランドの釣り?と思うけど、
これがまた面白い。
時速20kmで魚を探し、魅力的なバンクは永遠と伸びているので、
次から次にチャンスが訪れる。
さらに運河が程よく蛇行していて、風が強くても風裏があり魚が見つかる。
そして、車の中からサイトフィッシングなので雨でもお気楽で、
ビール片手、音楽を聞きながらで大きなブラウントラウトが狙える。
さらに、この運河には超巨大なブラウントラウトがいる。
(その理由と場所は後で書きます。)
そして晴れれば景色は素晴らしい。



           
           思わず飛び込んでみたけど、5分で震え上がった

01年12月8日に釣ったときは、
川底のタニシをついばむ魚と、水面を流れるブラウンビートルをパクリとやる魚がいた。
沈めて釣るタニシの釣りは、いまいち成功せず、
ビートルなどのテレストリアル系のフライを投げるとカッポリやることが多かった。
タニシを探して下を見てる魚も、無理やりドライフライで釣ってしまった。
アベレージは50−60cmで、引きが強かった。
バンク際で昼寝をしている70cmはありそうな魚も見つけたけど、
もちろんフライは口にしてくれなかった。

12月の雨や雪解けで、まわりの川が濁っている中でも、
この運河の水は澄んでいて、一日中魚が泳ぎまわっていた。
人工的な釣り場に不満を持つかもしれないけど、
この安定した水、不思議な色、雄大な景色、ドライブ的なお気楽さ、
魚のパワーからするとここに運河を作ってくれたことに、
感謝し、お礼を言いたい。
こんなニュージーランドならではの釣り場も面白い。

01年12月8日テカポ運河より


        
           運河の下を川が流れている

テカポ運河の巨大ブラウン


テカポ運河はテカポ湖から流れ出し、プカキ湖に流れる。
発電用に作られた人工的な運河だ。
深く直線的な流れだけど、安定した水量で、いいバンク(川岸)に沿って流れている。
このバンクに沿って泳ぐ魚を車からサイトフィッシングができることは前に書いた。
このテカポ運河には巨大なブラウントラウトがいる。
イルカのようにむっちりと鼻先がとがったヤツがいる。
その場所はというと、サーモンファーム周辺。
運河の中に、サーモンの養殖場が作られていて、
毎朝、毎晩、養殖魚たちに大量の餌が与えられる。
油をたっぷりのせ、よく太るように配合されたペレットがサーモンたちに与えられる。
運河を網で仕切っただけの養魚場なので、
食べ残った餌は流れに乗って下流へと運ばれる。
そこで待っているのが、野生のトラウトたちというわけだ。
毎日定期的に撒かれる餌は、
どんな虫よりもおいしくボリュームがあってサーモンのようにムチムチになれる。
その味を知ったトラウトたちは、サーモンファーム周辺を回遊し、
ペレットが落ちてくるのを待っている。
ペレットが撒かれる時間を覚えているかもしれない。
流れてくる虫なんて、見向きもしない。



        巨大ブラウン?

そんな信じられないような大きさのブラウントラウトを車の中から3尾ほど見つけ、
はじめは興奮しながら、フライを投げたものの、ニンフもドライも見向きもしない。
近寄ってもなかなか逃げていかない。
ペレットフライを沈めるか、攻撃的なルアーを引っ張れば反応するかもしれないけど、
それらは持ち合わせておらず、そこまでして釣ってもうれしいことはうれしいけど、
なんか空しさが残るような気がした。でも写真にしたらわからない。

後日友人からの話で、ニュージーランドの南島で、
ブラウントラウトのワールドレコードが釣られたと聞いた。
案の定テカポ運河だった。

02年2月8日Wanakaより


    
          
テカポ運河のサーモンファーム 
       目の前にはイルカのようなブラウンがいる


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